超絶な特色の調合技術のご紹介
特殊印刷の世界では、出来上がった色を使って印刷するのではなく、技術者が仕上がりを想定して、いくつものベースカラーを練り上げて、「特別に調合した色」を作っていきます。
新規で「特色」を作る場合もあれば、別の会社が既に印刷した色を再現する場合もあります。
何度も調合を繰り返し、製品に印刷された時の仕上がりをイメージして、特色を作り上げます。製品にテスト印刷しては、また調合を繰り返していきます。1色を作り上げるだけでも、非常に辛抱強い作業が求められていますが、重ね塗りの場合、30色以上の「特色」を作り、それを塗り重ねていくのです。(ミニカーの工程を参照)
異なる色が重なったり、隣り合う色の濃淡によっては、色の見え方が変わってきます。寸分の狂いなく色を作り上げていく妥協を許さない精神力と技術力が、超絶な世界を生み出しているのです。
「完成した特色」ここからが、印刷のスタート